Monday, October 22, 2012

日本語文法

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機能語

 A あげく/あげくに B: A をし続けて、最後に、Bになる。終わり。結果。末(すえ)。結局のところ。その結果として。
苦労したあげくが失敗とは情けない。困ったあげく。迷ったあげく。さんざん迷ったあげく買ってしまった。

 AあまりB: Aの程度がひど過ぎて、Bになる。
考えすぎたあまり。 心配のあまり。驚きのあまり。苦しさのあまり。

 A以上/以上はB: AなのだからB。学生である以上。 約束した以上。

 一方/一方で/一方では: 対照的なA、Bの関係を述べる。
厳しくしかる一方で、やさしい言葉をかけることも忘れない。

 A一方だ: Aという傾向が進むばかりだ。
事故は増える一方だ。

 Aうえ/うえにB: Aであり、さらにBも。
頭がよいうえ、努力もするので。

 A上で/上の/上では/上でも/上でのB: Aという範囲、点で。Aをしてから。
それを済ませた上で。 よく考えた上のこと。 見かけの上では。

 A上はB: Aだ、だからB。こうなった上は。

 AうちにB、AないうちにB: AであるあいだにBをする。AをしているあいだにBという予想していなかったことが起きる。Aという変化が起きる前に、Bをする。
テレビを見ているうちに。 明るいうちに。 暗くならないうちに。

 Aう(意向形)ではないか(じゃないか): Aしましょう。
みんなで行ってみようではないか。

 A得る: Aすることが出来る。Aする可能性がある。
 考え得る最上の方法。 そういうこともあり得る。

 Aおかげで おかげだ: Aはよい結果の原因・理由を表す。
教えもらったおかげで。 彼に邪魔されたおかげで。

 Aおそれがある: Aが起こるのではないかという心配、不安がある。
台風が上陸するおそれがある。

 Aかぎり/かぎりは/かぎりでは/ないかぎり: Aである/でない以上は。
私が知っているかぎり。 危ない所へ行かないかぎり大丈夫だ。 大雨が降らないかぎり、出かけよう。

 Aかけだ/かけの/かける: Aの途中。Aし始める。
まだ御飯が食べかけだ。 読みかけの雑誌。 彼は何か言いかけて。

 Aがたい: Aすることが困難。なかなかできない。
信じがたいこと。

 Aがちだ/がちの: Aの傾向がある。
冬は風邪をひきがちだ。 曇りがちの天気。

 Aかと思うと/かと思ったら/と思うと/と思ったら: Aした後すぐ。
ベルが鳴ったかと思うと、飛び出した。 ピカッと光ったと思ったら。

 AかAないかのうちにB: AしたかAしないか分からないくらいすぐにB
そう言ったか言わないかのうちに。

 Aかねる: A出来ない
待ちかねる。 ちょっとわりかねます。

 Aかねない: Aするかも知れない。Aしないとは言えない。
あついなら、やりなねない。

 Aかのようだ: 本当はAではないのに、Aのようだ。
一度に春が来たかのようだ。

 AからBにかけて: AからBまでの範囲を表す。
昨夜から今朝にかけて。1丁目から3丁目にかけて。

 Aからいうと/からいえば/からいってB: Aの側/立場/点/状況から見るとB。
私の立場からいうと 現状からいって、無理だ。

 AからしてB: Aだけを考えても/Aだけから判断してもB
彼の態度からして許せない。

 Aからすると/からすればB: Aから考えると/Aから判断するとB。
私の考え方からすると。

 AからといってB: Aだけの理由で、Bという結論を出すことは出来ない。
寒いからといって家の中ばかりにいるのはよくない。

 Aからには/からはB: Aという事実がある以上当然Bである。
約束したからには。 こうなったからは、何が何でも。

 Aから 見ると/見れば/見て/見てもB: Aから判断すると/判断すれば/判断して/判断しても。
この記録から見ると。高校の成緒から見ても。

 AかわりにB: Aの代理でB。Aの代替としてB。
映画を見に行くかわりに、うちでテレビを見る。

 A気味: Aのような傾向がある。
風邪気味 疲れ気味。

 Aきり/きりだ: Aのまま。Aだけ。
行ったきり、帰らない。彼女には去年会ったきり。

 Aきる/きれる/きれない: Aし終える。Aするのをやめる。非常にAした。
信じきる。そう言いきれるか。 食べきれない。

 Aくせに/くせしてB: AのにB。
知らないくせに。30にもなったくせして。

 Aくらい/ぐらい/くらいだ/ぐらいだ: Aほど。
もう歩けないくらい疲れた 情けなくて、泣きたいくらいだ。

 Aげ: そうな様子。
悲しげだ さびしげに。

 Aこそ: Aを強調。
こちらこそ。 わかっているからこそ。

 Aことか: 気持ち、感情を強調。
どんなにさびしいことか。 何度注意したことか。

 AことからB: Aが原因、理由でB
この辺は米軍に基地が多いことから。

 Aことだ: Aすることが、必要だ/当然だ/大事だ。
自分でやってみることだ。

 AことだからB: AだからB。
朝寝坊のあの人のことだから。

 AことなくB: Aしないで/AせずにB
いつまでも忘れることなく。

 Aことに/ことにはB: Bなので、とてもA。
面白いことに。驚いたことには。

 AはBことになっている/こととなっている: AはBです。
授業は4月7日から始めることになっている 。

 Aことはない: Aする必要はない。
君が行くことはない。そんなことをすることはない。

 A際/際に/際はB: Aの時/時に/時はB
帰国の祭。港に立ち寄った際。訪問する際に。

 A最中に/最中だ: Aしている途中に/Aしているところだ。
会議の最中に。今検討している最中だ。

 Aさえ/でさえB: AでもB
ひらがなさえ書けない。温厚なあの人でさえ怒った。

 AさえBばC: Aだけ、Bすれば/していれば/あればC。
服さえあれば。薬を飲みさえすれば。

 Aざるをえない: どうしてもAしないわけいはいかない。Aしなければならない。
間違っているといわざるをえない。

 Aしかない: Aのほかに方法がない、仕方が無いという気持ち。
こうなったらやるしかない。

 A次第B: AするとすぐにB。
向こうに着き次第。

 A次第だ/次第で/次第ではB: Aがどうであるかによって、Bが決定する。
こうして今に至った次第だ。言い方次第でどうにでもなる。成績次第では。

 A上/上は/上も: Aでは。
制度上不可能だ。表面上は変化がない。外見上も同じだ。

 Aずにはいられない:
泣かずにはいられない。

 せいだ・せいで・せいか: 知らなかったせいだ。雨のせいで 病気のせいか。
 だけ・だけあって・だけに・だけの: できるだけ。横綱だけあって。10年も日本にいただけに。チャンピオンだけのことはある。
 たとい(たとえ)でも: たといお金がなくても。
 たところ: 先生のお宅へ伺ったところ。
 たところで: 考えてみたところでどうにもならない。
 たとたん・たとたんに: 立ち上がったとたん。家を出たとたんに。
 たび・たびに: 新宿へ行くたびに。
 だらけ: 間違いだらけ。
 ついでに: 郵便局へ行ったついでに。
 っけ: 今日は何曜日だっけ あの人、林さんと言ったっけ。
 っこない: わかりっこない。
 つつ・つつも: 山をのぼりつつ。悪いと知りつつ。そう考えつつも。
 つつある: 向上しつつある。
 っぽい: 男っぽい。
 て以来: 日本へ来て以来。
 てからでないと・てからでなければ: 日本語を勉強してからでないと。
 てしょうがない: 寂しくてしょうがない。
 てたまらない: 悔しくてたまらない。
 てならない: 悲しくてならない。残念でならない。
 ということだ: ニュースでは4月から水道料が上がるということだ。彼はまだか。つまり、今日は休むということでな。
 というと・といえば・といったら: 温泉というと。株といえば。その心細さといったら。
 というものだ: これでは不公平というものだ。
 というものではない・というものでもない: 多ければよいというものでもない。
 というより: 慎重というより無能に近い。
 といっても: ビルといっても、2階建ての小さなものだ。
 とおり・とおりに・どおり・どおりに: 彼が言ったとおり。思いどおりにする。
 とか: 北海道は昨日大雪だったとか。
 どころか: 漢字どころかひらがなも書けない。
 どころではない・どころではなく:今は花見どころではない。事故の後は食事どころではなく、一日じゅう大変だった。
 ところに ところへ ところを: 食事をしているところへ。まずいところを見られた。
 としたら・とすれば: ここに百万円あるとしたら。行くとすれば明日だ。
 として・としては・としても: 学生として。私としてはそうしたくない。買うとしても、一番安いのしか買えない。
 とともに: あなたとともに。
 ないことには: 実際に見ないことには。
 ないことはない・ないこともない: ぜひと頼まれれば、行かないこともない。
 ないではいられない : それを聞くと、私も一言言わないではいられない。
 ながら: 知っていながら 残念ながら。
 など・なんか・なんて: パチンコなどするものか 彼ななか10枚も買った。
 にあたって・にあたり: 出発にあたって。仕事を始めるにあたり。
 において・においては・においても・における: 式は小ホールにおいて行われる。会議における発言。
 に応じて・に応じ・に応じては・に応じても・に応じた: 労働時間に応じて。年齢に応じた対処。
 にかかわらず・にもかかわらず・にかかわりなく・にはかかわりなく: 雨にもかかわらず。会社での地位にはかかわりなく。
 に限って・に限り・に限らず: うちの子に限って。5歳以下の子供に限り無料。男性に限らず女性も。
 にかけては・にかけても: 暗算の速さにかけては。
 にかわって・にかわり: 病気の兄にかわって。社長にかわり御挨拶を。
 に関して・に関しては・に関しても・に関する: このことに連して。事件に関する情報。
 にきまっている: あのチームが勝つにきまっている。
 に比べて・に比べ: 去年に比べて。
 に加えて・に加え: 人件費の高騰に加え円高が打撃となった。
 にこたえて・にこたえ・にこたえる: 要望にこたえて。国民の期待にこたえる政策。
 に際して・に際し・に際しての: 投票に際しての注意。
 に先立って・に先立って・に先立つ: 出発に先立って。実施に先立つ用意周到な計画。
 にしたがって・にしたがい: 物価の上昇にしたがって。寒くなるにしたがって。
 にしたら・にすれば・にしても: あの人の身にしたら。私にしても同じ気持ちだ。
 にしては: 外国にしてはうまい。
 にしろ・にせよ・にもせよ: 与党にしろ野党にしろ。何も知らなかったにせよ。
 にすぎない: 一介の会社員にすぎない。100字程度の漢字を覚えたにすぎない。
 に相違ない: あの人に相違ない。国へ帰ったに相違ない。
 に沿って・に沿い・に沿う・に沿った: 御希望に沿って。政府の方針に沿った実施計画。
 に対して・に対し・に対しては・に対しても・に対する: 目上の人に対して敬語を使う。大国に対して反感。
 に違いない: 中国人に違いない。彼は知っているに違いない。
 について・につき・については・についても・についての: 日本の歴史について。A社の業纉につき。時事問題についての話。本日は祭日につき。
 につけ・につけては・につけても: いいにつけ悪いにつけ。それにつけても。
 につれて・につれ: 体の老化につれて。北の方へ進むにつれ。
 にとって・にとっては・にとっても・にとっての: 私にとって何より嬉しいことだ。子供にとっては難しいすぎる。60歳以上の人にとっての戦後。
 に伴って・に伴い・に伴う: 風に伴って雨も。戦争に伴う多大の犠牲。
 に反して・に反し・に反する・に反した: 予想に反して。期待に反する結果。
 にほかならない: この制度に対する反感の表れにほかならない。彼が相国を深く愛しているからにほかならない。
 に基づいて・に基づき・に基づく・に基づいた: 事実に基づいて書く。法律に基づに判断。
 によって・により・によっては・による・によると・によれば: 努力によって克服する。憲法により、禁じられている。人によっては、反対するもしれない。戦争による被害 天気予報によると。彼の説明によれば。
 にわたって・にわたり・にわたる・にわたった: 5日間にわたって行われた会議。各料目にわたり、よい成績をとる。30年間にわたる戦争。
 ぬきで・ぬきでは・ぬきに・ぬきには ぬきの: 本人ぬきで話す。財政問題ぬきの解決策はない  。
 ぬく: 考えぬく。
 の末 の末に た末 た末に た末の: 大議論の末。悩みぬいた末の結論。
 のみならず: 父のみならず母までも。体が病弱であるのみならず何かをやり遂げようとする意志の力欠けている。
 のもとで のもとに: 山田先生の御指導のもとで。親の保護のもとに。
 ばほど: 見れば見るほど。
 ばかりか ばかりでなく: 1年も2年も治らないばかりじゃ一生これに苦しめられることもある。英語ばかりでなくロシア語も。
 ばかりに: あの魚を食べたばかりにひどい目にあった。
 はともなく はともかくとして: その問題はともかく。彼のことはともかくとして。
 はもちろん はもとより: 日曜・祭日はもちろん土曜日も。
 反面 半面: 一定の利益が見込める反面、大きな損失を招く恐れもある。収入が増える半面、自由時間は減るだろう。
 べき べきだ べきではない: 考えるべきこと。すぐ行くべきだ。今帰るべきではない。
 ほかない よりほかない ほかはない よりほかはない ほかしかたがない: 黙っているほかない。あきらめるよりほかはない。一生懸命頼んでみるほかしかたがない。
 ほどだ ほど ほどの: 寂しくて泣きたいほどだ。死ぬほどつらい。あの人ほどの美人はいない。
 ほど: 若い人ほど朝寝をする。練習するほど下手になることもある。
 まい まいか: 二度と行くまい。行こうか行くまいなと迷う そんなことはあるまい。帰国したのではあるまいか。
 向きだ 向きに 向きの: 子供向きの本。
 向けだ 向けに 向けの: 留学生向けに編集された雑誌。
 もばも もならも: 歌も歌えば、タンスも上手だ。
 もかまわず: 人目もかまわず。
 もの: だって知らなかったもの。
 ものがある: 彼の音楽の才能には素晴らしいものがある。
 ものか: あんな所へ二度と行くものか。
 ものだ ものではない: 子供は早く寝るものだ。そんなことをするものではない。一度行ってみたいものだ。よく遊んだものだ。
 ものだから: 出掛けにお客が来たものだから。
 ものなら: 行けるものなら行きたい。
 ものの: やってはみたものの。
 やらやら: 本やらノートやらが。泣くやらわめくやら。
 ようがない ようもない: 書きようがない。どうしょうもない。
 ように: 次のように 熟が下がるように注射をする。
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 わけがない。わけはない: 彼がそんなことを言うわけない。
 わけだ。 わけではない。 わけでもない。: 1ドルが120円なら、10ドルだと1200円になるわけだ。暑いわけだ。34度もある あなたの気持ちも分からないわけではない。
 わけにはいかない。 わけにもいかない。: 黙っているわけにはいかない。
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 わりに わりには: 日本人のわりに。年をとっているわりには。
 をとして をとする をとした: 田中君をリーダーとしてサークルを作った。社会奉仕を目的とする団体。
 をきっかけに をきっかけとして をきっかけにして: 先月の旅行をきっかけに。
 を契機に を契機として を契機にして: 株の暴落を契機にして。
 をこめて: 心をこめて。愛をこめて。
 を中心に を中心として を中心にして: 東京都を中心に 委員長を中心にしてまとまる。
 を通じて を通して: テレビのニュースを通じて。秘書を通して。
 を問わず は問わず: 四季を問わず。性別は問わず。
 をぬきにして をぬきにしては はぬきにして: 山田氏をぬきにしては語れない。冗談はぬきにして。
 をはじめ をはじめとする: お母さんをはじめ、皆様によろしく。社会党をはじめとする野党。
 をめぐって をめぐる: 増税の是非をめぐって。留学生をめぐる諸問題。
 をもとに をもとにして: 本当にあったことをもとにして書かれた話。
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接辞
・接頭語 ・接尾語

 せつじ【接辞】語構成要素の一。単独で用いられることがなく、常に他の語に付いて、それにある意味や用法を添加するもの。語の上に付くものを接頭語、語の下に付くものを接尾語という。
 せっとうご【接頭語】語構成要素の一。単独では用いられず、常に他の語の上について、その語とともに一語を形成するもの。語調を整えたり、意味を添加したりする。「お話」「こ犬」「御親切」などの「お」「こ」「御」の類。接頭辞。
 せつびご【接尾語】語構成要素の一。単独では用いられず、常に他の語の下について、その語とともに一語を形成するもの。意味を添加するもののほかに、上の語の文法的機能を変える働きをもつものがある。「彼ら」「殿さま」などの「ら」「さま」は前者、「深さ」「春めく」「男らしい」などの「さ」「めく」「らしい」は後者の例。接尾辞。

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 けいしょう【敬称】1 人名や官職名などの下につけて、または単独に用いて、その人に対する敬意を表す語。「様」「先生」「閣下」など。2 相手または相手方の事物について、敬意を表す言い方。「あなた」を「貴兄」、「相手の原稿」を「玉稿」という類。
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敬語
・尊敬語・謙譲語・丁寧語

 けいご【敬語】話し手または書き手が相手や話題の人物に対して敬意を表す言語表現。日本語では敬意の表し方によって、ふつう、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種に分けられる。敬譲語。
 そんけいご【尊敬語】敬語の一。話し手が聞き手や話題の主、また、その動作・状態などを高めて待遇することを言い表すもの。「いらっしゃる」「めしあがる」などの敬語動詞、接辞「お」「ご」(「お荷物」「御主人」)、助動詞「れる」「られる」や補助動詞「お…になる」(「書かれる」「お読みになる」)などがある。
 けんじょうご【謙譲語】敬語の一。話し手が、自分または自分の側にあると判断されるものに関して、へりくだった表現をすることにより、相対的に相手や話中の人に対して敬意を表すもの。特別の語を用いる場合(「わたくし」「うかがう」「いただく」など)、接辞を付加する場合(「てまえども」など)、補助動詞などの敬語的成分を添える場合(「お…する」など)がある。謙遜語。
 ていねいご【丁寧語】敬語の一。話し手が聞き手に対し敬意を表して、丁寧にいう言い方。現代語では「ます」「です」などの助動詞、古語では「はべり」「候ふ」などの補助動詞をつけていう。
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 けいじょうご【敬譲語】尊敬語と謙譲語とを合わせていう語。また、「敬語」とほぼ同義にも用いる。


さん

殿
御中
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kudasu        kaku
kudasareru    kakareru

kudasar-u        kak-u
kudasar-imasu    kak-imasu
kudasaimasu

kudasar-e        kak-e
kudasaimase
kudasai
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nasaru
nasaimasu

kudasaru
kudasaimasu

ossharu
osshaimasu

gozaru
gozaimasu

irassharu
irasshaimasu
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 かんじ【漢字】中国語を表すため、漢民族の間に発生・発達した表意文字。現在は中国・日本・韓国などで使われる。起源は紀元前十数世紀にさかのぼり、成り立ちからみて、象形・指事・形声・会意・仮借(かしゃ)などの種類があるとされる。周辺諸国に伝わり、さまざまな影響を及ぼした。日本では、これから片仮名・平仮名などの音節文字が生み出され、「峠」「働」などの和製漢字(国字)も作られた。真名(まな)。本字。
 ぶしゅ【部首】漢字の字書で、漢字を字画構成に従って部分けをし、各部ごとにその共通要素である字形を頭に示して索引の用に当てたもの。「乞」「乳」などの「乙」、「初」「利」などの「刀」の類。こうした部首索引方式は「説文解字」(540部)、「玉篇」(542部)などを経て「康熙(こうき)字典」(214部)に至り、以後この「康熙字典」に準拠する形が大勢を占める。
 へん【偏】漢字の構成部位の名称の一。左右の組み合わせからなる漢字の左側の部分。字形によって「亻(にんべん)」「氵(さんずい)」などと呼ぶ。
 かんむり【冠】漢字の構成部位の一。上下の組み合わせからなる漢字の上側の部分。「安」の「宀(ウかんむり)」、「茶」の「艹(草かんむり)」など。
 あし【脚】漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
 かまえ【構え】漢字の部首の一。字の外郭をなす部分で、「門(もんがまえ)」「囗(くにがまえ)」などがある。
 かくすう【画数】漢字を構成する、線や点の数。
 てんかく【点画】漢字をかたちづくる点と画。
 じかく【字画】漢字を構成する点や線。また、その数。
 じたい【字体】一点一画の組み合わせ から なる 文字の形。定型化された点画の組み合わせ。一つの字でも、字画数の違いによって、正字・俗字・新字・旧字などと区別する。
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書体
楷書・行書・草書・篆書・隷書

 しょたい【書体】字体を基本とした文字の体裁。漢字の楷書・行書・草書・篆書(てんしょ)・隷書など。活字では、明朝(みんちょう)体・清朝(せいちょう)体・宋朝体などや、欧文でのローマン・イタリックなど。
 かいしょ【楷書】漢字の書体の一。点画を正確に書き、現在、最も標準的な書体とされている。隷書から転じたもので、六朝(りくちょう)中期に始まり唐のころ完成した。真書。正書。
 ぎょうしょ【行書】漢字の書体の一。楷書をやや崩した書体で、楷書と草書の中間にあたる。
 そうしょ【草書】書体の一。古くは、篆隷(てんれい)を簡略にしたもの。後代には、行書(ぎょうしょ)をさらに崩して点画を略し、曲線を多くしたもの。そう。そうがき。
 そうたい【草体】草書の書体。草書体。
 てんしょ【篆書】中国で秦以前に使われた書体。大篆と小篆とがあり、隷書・楷書のもとになった。印章・碑銘などに使用。篆。
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なり is a contraction of  に + あり.

私は男なり。I am a man.
私は男にあらず。I am not a man.

なり became な which became the modern だ。

私は男だ。I am a man.
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断定の助動詞
終止
断定の意を表す。…だ。…である。

なり = に+あり

本日も晴天なり。
医は仁術なり。
医は以て人を活かす心なり。
これを救うべきなり。
大事の職分なり。
負けじと打つべきなり。
われは男なり。
きはめて愚かなる人なり。
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あらず【非ず】そうではない。違う。

女にあらず。
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たり = と + あり
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名詞 + の + 形容詞
名詞 + が + 形容詞

日の暑い季節
鼻の長い動物
足の短い人
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 ぶんぽう【文法】1文章を構成するきまりや規範。また、文章を書く上でのきまりや書き方。2 言語を構成する諸要素の間にみられる法則性。また、それを分析・記述する研究。ふつう、単語・文節・文などの言語単位について説かれるが、さらに語構成・文連接・文章構成などの問題についても扱われることがある。
 こくぶんぽう【国文法】国語の文法。日本語の文法。
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単語
・自立語・付属語

 たんご【単語】文法上、意味・職能をもった最小の言語単位。例えば「鳥が鳴く」という文は、「鳥」「が」「鳴く」の三つの単語からなる。日本語では自立語・付属語に大別される。
 じりつご【自立語】国文法での語の分類の一。単独でも文節を構成することのできる単語。付属語に対する。名詞・代名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞の類。詞。
 ふぞくご【付属語】日本文法で、単語を文節構成上の性質から二大別したものの一。自立語に対する。単独では文節を構成することができず、常に自立語のあとに付いて、いろいろの意味を添えたり、自立語相互の関係を表したりする働きをする語。助動詞・助詞がこれに属する。辞。
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 く【句】文の構成要素の一つで、一つの自立語、または、それに付属語のついたもの。文節。
 ごく【語句】語や句。また、言葉。
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 せつ【節】文を構成する部分として一つのまとまりをなす連文節で、その中に主語・述語の関係を含むもの。
 れんぶんせつ【連文節】二つ以上の文節が結合して、ある まとまった意味を なす もの。
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 じょじゅつ【叙述】物事について順を追って述べること。また、その述べたもの。
 ちんじゅつ【陳述】構文論の基礎的な概念の一。文としてのまとまりを与える働き。いくつかの学説がある。例えば、「花が咲く」という文は、開花という事柄を表すとともに、開花の認識が、判断の形式によって述べる述語によって統一されていると考える。この用言の働きを陳述という。また、話し手の判断が言語に込められているものが陳述で、助動詞や、形としては存在しないが用言に伴うとして仮定したものに、その働きがあるとする説などがある。山田孝雄により一般化した術語。
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・主部・述部

 しゅぶ【主部】文の構成上、主語とその修飾語からできている部分。
 じゅつぶ【述部】文の成分の一。主語または主部に対して陳述・説明をする部分で、述語とそれを修飾する語からなるもの。
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・主語・述語

 しゅご【主語】 文の成分の一。文において、述語の示す動作・作用・属性などの主体を表す部分。「鳥が鳴く」「山が高い」「彼は学生だ」という文で、「何が」に当たる部分をいう。日本語では、主語がなくても文として成立する。
 じゅつご【述語】文の成分の一。主語について、その動作・作用・性質・状態などを叙述するもの。
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 ぶんせつ【文節】日本語の言語単位の一。文の構成要素で、文を実際の言葉として不自然にならない程度に区切ったとき得られる最小の ひとまとまり の もの。文節は、音声上の単位としても特徴をもち、一つの自立語またはそれに付属語が一つないし二つ以上 ついた もの から なる。橋本進吉の用語から。
 ぶん【文】 文法上の言語単位の一。一語またはそれ以上の語からなり、ひと区切り の まとまり ある 考え を示すもの。文字で書くときは、ふつう「 。」(句点)でその終わりを示す。センテンス。
 ぶんしょう【文章】文法で、文よりも大きな単位。一文だけのこともあるが、通常はいくつかの文が集まって、まとまった思想・話題を表現するもの。
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 くとうてん【句読点】文の切れ目や文中の意味の切れ目などに添える符号。句点と読点。広義には、句点・読点のほか、感嘆符・疑問符・中黒(なかぐろ)・コンマ・かっこ類などをも含めていうこともある。
 とうてん【読点】文の意味の切れ目を示したり、文を読みやすくしたりするために、文中に施す記号。普通は「、」を使う。点。
 くてん【句点】文の終わりを示す「。」の記号。まる。
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文字
・表音文字 ・表意文字

 もじ【文字】言葉を表記するために社会習慣として用いられる記号。個々の字の性質から表意文字・表音文字、また表語文字(単語文字)・音節文字・単音文字などに分けられる。もんじ。
 ひょうおんもじ【表音文字】文字の分類の一。一つ一つの字が意味をもたず、音のみを表す文字。かな・ローマ字・梵字など。音節文字と単音文字とがある。音字。音標文字。
 ひょういもじ【表意文字】文字の分類の一。一つ一つの字が一定の意味をもっている文字。漢字や古代エジプトの象形文字など。意字。
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表音文字
・音節文字 ・音素文字

 おんせつもじ【音節文字】表音文字のうち、1字が1音節を表すもの。日本語の平仮名・片仮名など。
 おんそもじ【音素文字】表音文字のうち、原則として1字が1音素・1単音を表す文字。古代ギリシャ語のアルファベットなど。単音文字。
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 おんそ【音素】 phoneme. ある言語の実際の調音と音韻体系全体を考慮して設定される、その言語の音韻論上の最小単位。ふつう/a/,/k/のように、//に入れて示す。
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仮名
・平仮名・片仮名

 かな【仮名】片仮名・平仮名
 ひらがな【平仮名】仮名の一。漢字の草体から作られた草仮名(そうがな)をさらに簡略化したもの。平安初期から中期にかけて、主に女性が歌や手紙を記すのに盛んに用いたことから発達した。女手(おんなで)。かんな。かな。
 かたかな【片仮名】万葉仮名として用いた漢字の偏(へん)・旁(つくり)・冠(かんむり)・脚(あし)など、その一部を取って作り出された音節文字。「阿→ア」「伊→イ」「宇→ウ」の類。平安時代に訓点が用いられるようになってから、その記入用として発達したが、現在では、主に外国語や擬声語・擬態語などの表記に用いる。大和仮名。五十音仮名。かたかんな。
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・擬声語 ・擬態語

 ぎせいご【擬声語】動物の音声や物体の音響を言語音によって表した語。「わんわん」「ざあざあ」「がらがら」の類。なお、広義には擬態語を含めていうことがある。擬音語。
 ぎたいご【擬態語】事物の状態や身ぶりなどの感じをいかにもそれらしく音声にたとえて表した語。「つるつる」「じろじろ」「こっそり」など。なお、広義の擬声語には、擬態語が含まれることがある。
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 かなづかい【仮名遣い】1 個々の語を仮名で表記する場合の、同音の仮名の使い分けの決まり。使い分けの規準のちがいによって、歴史的仮名遣いと表音式仮名遣いとに分かれる。仮名は表音文字であるから、仮名の成立時にはそれぞれの仮名が発音の差を表していたが、音変化にともなって、表記した仮名と現実の発音との間にずれが生じ、仮名の使い分けが必要となって、規準が作られた。→現代仮名遣い →表音式仮名遣い →歴史的仮名遣い 2 仮名を用いて文章を書き表す方法。仮名文字の使い方。
 げんだいかなづかい【現代仮名遣い】現在、一般に用いられている仮名遣い。昭和21年(1946)11月16日付けの内閣告示によって急速に普及し、同61年7月1日付けで改定されたが、内容的に大きな変化はなかった。主として現代語の発音に基づいて書き方を定めているが、助詞「は」「へ」「を」をもとのまま用いるなど、一部に歴史的仮名遣いによる書き方を残している。新仮名遣い。
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 ぶんごたい【文語体】「文語」を用いて書かれた文章形式。
 こうごたい【口語体】現代の、話し言葉に基づく文章の形式。口語文の文体。常体(「だ体」「である体」など)と敬体(「です・ます体」「でございます体」「であります体」など)とがある。
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・文語・口語

 ぶんご【文語】1 話し言葉に対し、文字に書かれた言葉の総称。書き言葉。文字言語。2 文章を書くときに用いられる、日常の話し言葉とは異なった独自の言葉。特に、平安時代語を基礎にして独特の発達をとげた書き言葉をいう。
 こうご【口語】1 日常の談話などに用いられる言葉遣い。話し言葉。口頭語。音声言語。2 明治以降の話し言葉と、それをもとにした書き言葉とを合わせていう。
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 ぶんたい【文体】文章の様式。口語体・文語体・和文体・漢文体・書簡体・論文体など。
 じょうたい【常体】文末に「だ」「である」を用いた口語の文体。
 けいたい【敬体】文末に丁寧語「です」「ます」「でございます」などを用いた口語の文体。です・ます体。
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 ぶんまつ【文末】文・文章の終わりの部分。
 ぶんとう【文頭】文・文章の冒頭。
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 ごけい【語形】単語が文法的な働きに応じて変化するそれぞれの形。
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・語幹 ・語尾

 ごかん【語幹】国文法で、用言の活用語尾を取り除いた変化しない部分。「書く」の「か」、「早い」の「はや」の類。
 ごび【語尾】文法用語で、活用語が他の語に続いたりする場合に、語形を変える部分。「読む」の「む」、「長い」の「い」などの類。活用語尾。
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・語頭 ・語中 ・語末

 ごとう【語頭】単語の初めの部分。
 ごちゅう【語中】語頭・語尾に対して、単語の中間の部分。
 ごまつ【語末】語の終わりの部分。語尾。
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・用言 ・体言

 ようげん【用言】単語を文法上の性質から分類したものの一。自立語の中で、活用があるもの。一般に動詞・形容詞・形容動詞の3品詞に細分される。
 たいげん【体言】単語を文法上の性質から分類したものの一。自立語の中で、活用がなく、主語となることのできるもの。品詞より上位の概念を表すために用いられ、一般に名詞・代名詞の2品詞に細分される。なお、学説により、名詞・代名詞・数詞の3品詞に細分することもあり、また、形容動詞を認めずに、その語幹に相当するものを体言に含めることもある。
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 かつよう【活用】文法で、語がその用法の違いによって体系的に語形変化をすること。また、その変化の体系。日本語では用言(動詞・形容詞・形容動詞)および助動詞に活用がある。
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品詞
・名詞 ・代名詞 ・動詞 ・形容詞 ・形容動詞 ・副詞 ・連体詞 ・接続詞 ・感動詞 ・助動詞 ・助詞

 ひんし【品詞】《parts of speech》文法上の職能によって類別した単語の区分け。国文法ではふつう、名詞・代名詞・動詞・形容詞・形容動詞・連体詞・副詞・接続詞・感動詞・助動詞・助詞の11品詞に分類する。分類については、右のうち、形容動詞を認めないものや、右のほかに数詞を立てるものなど、学説により異同がある。
 めいし【名詞】国文法では、自立語で活用がなく、文の主語となることができるもの。代名詞とともに体言と総称する。数詞などもこれに含まれる。
 だいめいし【代名詞】自立語のうち、特定または一般の名称を用いず、人・事物・場所・方向などを直接に指示する語。人称代名詞・指示代名詞に大別される。
 どうし【動詞】事物の動作・作用・状態・存在などを表す語で、形容詞・形容動詞とともに用言に属する。活用のある自立語で、文中において単独で述語になりうる。その言い切りの形は、一般にウ段の音で終わるが、文語のラ行変格活用の語に限り、「り」とイ段の音で終わる。口語の動詞には、五段・上一段・下一段・カ行変格・サ行変格の5種類の活用形式があるが、文語の動詞には、四段・上二段・下二段・上一段・下一段・カ行変格・サ行変格・ナ行変格・ラ行変格の9種類の活用形式がある。
 けいようし【形容詞】活用のある自立語で、文中において単独で述語になることができ、言い切りの形が口語では「い」、文語では「し」で 終わる もの を いう。「高い・高し」「うれしい・うれし」の類。事物の性質や状態などを表す語で、動詞・形容動詞とともに用言に属する。口語の形容詞は活用のしかたが「(かろ)・く(かっ)・い・い・けれ・〇」の一種であるが、文語の形容詞にはク活用・シク活用がある。

 けいようどうし【形容動詞】活用のある自立語で、文中において単独で述語になることができ、言い切りの形が、口語では「だ」、文語では「なり」「たり」で終わるもの。「静かだ」「静かなり」「堂々たり」の類。形容詞と同じく事物の性質や状態などを表す語であるが、活用のしかたが形容詞と異なる。口語の形容動詞は活用のしかたが基本的には一つで、「だろ・だっ(で・に)・だ・な・なら・〇」と活用する(若干の変種がある)が、文語の形容動詞にはナリ活用・タリ活用の2種類がある。なお、活用語尾が「から・かり・かり・かる・かれ・かれ」と語形変化するものをカリ活用として、形容動詞の一活用とみる説もあるが、現在の学校文法では形容詞の補助活用として扱う。

 ふくし【副詞】自立語で活用がなく、主語にならない語のうちで、主として、それだけで下に来る用言を修飾するもの。事物の状態を表す状態副詞(「はるばる」「しばらく」「ゆっくり」など)、性質・状態の程度を表す程度副詞(「いささか」「いと」「たいそう」など)、叙述のしかたを修飾し、受ける語に一定の言い方を要求する陳述副詞(「あたかも」「決して」「もし」など)の3種に分類される。なお、程度副詞は、「もっと東」「すこしゆっくり」のように体言や他の副詞を修飾することもある。
 れんたいし【連体詞】活用のない自立語で、主語となることがなく、体言を修飾する以外には用いられない品詞。口語では「あの人」「あらゆる要素」「たいした人出」の「あの」「あらゆる」「たいした」など、文語では「ある法師」「さしたる事」「去る五日」の「ある」「さしたる」「去る」などの類。副体詞。
 せつぞくし【接続詞】自立語で活用がなく、先行する語や文節・文を受けて後続する語や文節・文に言いつづけ、それら の もの の 関係を示す働きもつ語。順接(だから、したがって)・逆接(しかし、けれども)・累加(また、および)・選択(あるいは、もしくは)などの種類がある。
 かんどうし【感動詞】自立語で活用がなく、主語にも修飾語にもならず、他の文節とは比較的独立して用いられるもの。話し手の感動を表す「ああ」「おお」の類をはじめ、呼びかけを表す「おい」「もしもし」の類や、応答を表す「はい」「いいえ」の類も、文法的性質が同じなので、国文法ではこれに含まれる。間投詞。感嘆詞。
 じょどうし【助動詞】付属語のうち、活用のあるもの。用言や他の助動詞について叙述を助けたり、体言、その他の語について叙述の意味を加えたりする働きをする。
 じょし【助詞】付属語のうち、活用のないもの。常に、自立語または自立語に付属語の付いたものに付属し、その語句と他の語句との関係を示したり、陳述に一定の意味を加えたりする。格助詞・副助詞・係助詞・接続助詞・終助詞・間投助詞(さらに準体助詞・並立助詞その他)などに分類される。古くから助動詞あるいは接尾語などとともに「てにをは」とよばれた。
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・順接・逆接

 じゅんせつ【順接】二つの文または句の接続のしかたで、前件が後件の順当な原因・理由などになっているもの。「風が吹けば桶屋がもうかる」の「ば」や、「材料がない。だから期日までには出来ない」の「だから」のような助詞・接続詞を用いて示される。
 ぎゃくせつ【逆接】二つの文または句の接続で、上に述べたことから予想される以外の結果が示される関係を、あえて結びつける場合をいう。例えば、「雨が降る」と「運動会を行う」の文で、接続助詞「ても」または接続詞「しかし」を用いて、それぞれ「雨が降っても運動会を行う」とか「雨が降る。しかし、運動会を行う」などとする類。
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名詞
・固有名詞・普通名詞

 こゆうめいし【固有名詞】同じ種類に属する事物から一つの事物を区別するために、それのみに与えられた名称を表す語。人名・地名・国名・書名・建造物・年号などの類。
 ふつうめいし【普通名詞】同じ種類に属する事物を広くさすことのできる名詞。
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代名詞
・人称代名詞 ・指示代名詞

 にんしょうだいめいし【人称代名詞】人物を指し示す代名詞。
 しじだいめいし【指示代名詞】人を指し示す代名詞(人代名詞)に対して、事物・場所・方角などを指し示すのに用いるものをいう。近称(「これ」「ここ」「こちら」など)、中称(「それ」「そこ」「そちら」など)、遠称(「あれ」「あそこ」「あちら」など)、不定称(「どれ」「どこ」「どちら」など)に分けられる。
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助詞
・格・副・係・接続・終・間投

 かくじょし【格助詞】体言または体言に準ずるものに付いて、それが文中で他の語とどんな関係にあるかを示す助詞。現代語では、「が」「の」「を」「に」「へ」「と」「より」「から」「で」など。古語では、「が」「の」「を」「に」「へ」「と」「より」「から」「にて」など。
 ふくじょし【副助詞】種々の語に付き、それらの語にある意味を添えて、副詞のように下の用言や活用連語を修飾・限定する類の助詞。現代語では「さえ」「まで」「ばかり」「だけ」「ほど」「くらい(ぐらい)」「など」「やら」など、古語では「だに」「すら」「さへ」「のみ」「ばかり」「など」「まで」など。
 かかりじょし【係助詞】文中にあって、述語と関係し合っている語に付属して、その陳述に影響を及ぼし、また、文末について、文の成立を助ける働きをする助詞。口語には、「は」「も」「こそ」「さえ」「しか」「しも」「でも」などがあり、文語には、「は」「も」「ぞ」「なむ」「や」「か」「こそ」がある。かかりことば。けいじょし。
 せつぞくじょし【接続助詞】用言や用言に準ずるものに付いて、下にくる用言や用言に準ずるものに続け、前後の文(または文節)の意味上の関係を示す助詞。現代語では、「ば」「と」「ても(でも)」「けれど(けれども)」「が」「のに」「ので」「から」「し」「て(で)」など、古語では、「ば」「とも」「ど」「ども」「が」「に」「を」「て」など。
 しゅうじょし【終助詞】種々の語に付き、文の終わりにあってその文を完結させ、希望・禁止・詠嘆・感動・強意などの意を添える助詞。現代語では、「か(かい)」「かしら」「な」「ぞ」「ぜ」「とも」「の」「わ」「や」など。古語では「か(かな)」「てしか(てしかな)」「にしか(にしかな)」「もが(もがな)」「かし」「な」「そ」「なむ」「ばや」など。
 かんとうじょし【間投助詞】文中または文末の文節に付いて、語調を整え、感動・余情・強調などの意を添える助詞。現代語の「な(なあ)」「ね(ねえ)」「さ」や、古語の「や」「よ」「を」「ゑ」「ろ」など。
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 ちょうおん【長音】音声学上の用語。ある音節の母音を長くのばした発音。普通には語音として定まった、通常の短い音節の2倍の長さに伸ばすもの。
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音節
・拗音・促音・撥音・直音

 ようおん【拗音】1音節が仮名2文字で表されるもの。ヤ行拗音とワ行拗音がある。ヤ行拗音は、現代仮名遺いでは、「き」「ぎ」「し」「じ」「ち」「に」「ひ」「び」「ぴ」「み」「り」の11に、それぞれ小さく「や」「ゆ」「よ」を加えて書き表す音節「きゃ」「きゅ」「きょ」「ひゃ」「びゃ」「ぴゃ」など。ワ行拗音は、「く」「ぐ」にそれぞれ「わ(ゐ・ゑ)」を付けて書き表す音節であるが、現在では「くゎ」「ぐゎ」が方言に認められるだけである。
 そくおん【促音】語中にあって、カ・サ・タ・パの各行の頭子音と同じ閉鎖音または摩擦音の調音の態勢で1音節をなすもの。「こっか(国家)」「いっさつ(一冊)」「カット」「あっぱれ」などのように、「つ」「ツ」を小さく書いて表す。つまる音。促声。外来語や方言音では、例外的に、ガ・ザ・ダ・バの各行やハ行音などの前に現れることもある。また、感動詞や擬声語などでは、「あっ」「きゃっ」のように、語末に現れることもある。
 はつおん【撥音】語中または語尾で1音節をなす鼻音。「ん」「ン」と表記される。国語の撥音は、音韻論的には一つの音とされるが、音声学的にみると、語中の位置によって、[n][m][ŋ][N]などの諸音が含まれる。はねる音。
 ちょくおん【直音】日本語の音節のうち、拗音・促音・撥音以外の音で、1音節が、かな1字で表されるもの。
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音節
・開音節 ・閉音節

 おんせつ【音節】言語における音の単位。ひとまとまりの音として意識され、単語の構成要素となる。開音節と閉音節との別がある。シラブル。
 かいおんせつ【開音節】母音で終わる音節。日本語の音節のほとんどがこれにあたる。
 へいおんせつ【閉音節】子音で終わる音節。日本語では、促音・撥音がこれを形成する。「行った[it-ta]」「すんだ[sun-da]」の「行っ」、「すん」の類。
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・母音 ・子音

 ぼいん【母音】言語音の最小単位である単音の分類の一。呼気が口腔や咽頭での閉鎖や狭めをうけずに流れ出る音。口の開きや舌の位置、口蓋帆による鼻腔への通路の開閉などによって音色が変わる。一般に有声音。現代日本語では、ア・イ・ウ・エ・オの五つ。
 しいん【子音】言語音の最小単位である単音の分類の一。呼気が喉頭から口腔にかけてどこかで閉鎖または狭めが作られて発せられる音。閉鎖・狭めの部位や呼気が鼻腔に流れるか否かの差異により閉鎖音・摩擦音・破擦音・鼻音などに分けられるほか、声帯の振動を伴うか否かによって、有声子音・無声子音に分類される。父音。
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・有声音 ・無声音

 ゆうせいおん【有声音】声帯の振動を伴って発する音。母音は一般に有声音で、子音では[b][d][g][z][ʒ][dz][n][m][ŋ][w][r][l]など。
 むせいおん【無声音】声帯の振動を伴わないで発する音。子音の[p][t][k][s][ts]など。母音も場合により無声になることがある。
 せいたい【声帯】喉頭(こうとう)の中央部にある発声器官で、靭帯(じんたい)・筋肉を覆う粘膜のひだ。左右にあり、接近したところを呼気が通って振動させることにより声が出る。
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・単文 ・重文 ・複文

 たんぶん【単文】文法で、文の構造上の分類の一。一つの文において、主語・述語の関係が1回だけで成り立っているもの。「鳥が鳴く」「犬が速く走る」などの類。
 じゅうぶん【重文】主語と述語をもつ関係が二つ以上並列的に含まれる文。「冬が去り、春が来る」など。
 ふくぶん【複文】文を構造上から分類した場合の一。主語と述語からなる文でさらにその構成部分に主語・述語の関係が認められるもの。「ここは雨の多い地方だ」など。
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・独立節・主節・従属節

 どくりつせつ【独立節】文の構造上、ある文節または連文節が、他の文節に対して独立し、直接の関係をもたない場合にいう。
 しゅせつ【主節】複文で、それだけで独立した文になれる節。従属節を従えている。
 じゅうぞくせつ【従属節】複文で、主節に対して、主格・述格・連体修飾格・連用修飾格・独立格に立つ節をいう。「彼女が正直なのは有名な話だ」の「彼女が正直なのは」の部分が主格の従属節である。
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・主格・目的格

 かく【格】《case》文法で、名詞・代名詞・形容詞などが文中において もつ他の語との関係。
 しゅかく【主格】文法で、文や句の中で名詞・代名詞などが述語に対して、その作用・性状の本体を表しているときの語格。現代日本語ではふつう、助詞「が」が主格を示すのに用いられる。
 もくてきかく【目的格】文中で、ある語句が動詞の目的語であることを示す格。賓格。
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六活用形
・未然形 ・連用形 ・終止形 ・連体形 ・已然形 ・命令形

 みぜんけい【未然形】口語で、助動詞「ない」「せる・させる」「れる・られる」「う・よう」を伴うときの形。文語では、「ず」「む」「す・さす」「しむ」「る・らる」などを伴うときの形。将然言。
 れんようけい【連用形】文中で文を中止するときの形。また、文語では助動詞「き・けり・たり」など、口語では助動詞「た」などを伴って用いられ、形容詞の場合には連用修飾語にもなる。
 しゅうしけい【終止形】用言・助動詞の活用の第三段の形で、普通に文を終止するのに用いられる。活用する語の基本の形と考えられ、一般に辞書の見出しなどに用いられる。
 れんたいけい【連体形】体言に連なるときの形。一般に連体修飾語として用いられるが、文語では、そのほかに、係助詞「ぞ・なむ・や・か」を受けて文を終止したり、助詞「か・ぞ」などを伴ったりする。
 いぜんけい【已然形】文語の動詞・形容詞・形容動詞・助動詞の活用形の一。助詞「ば」「ど」「ども」などが付いて順接・逆接の確定条件を表す。また、係助詞「こそ」をうけて文を結ぶ。口語では、これに相当する活用形が仮定の意味を表すので仮定形という。
 めいれいけい【命令形】命令の意を表して言いきる形。動詞では、「書け」「見ろ」「起きよ」「来(こ)い」などの類。
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 かていけい【仮定形】口語の活用形の一。用言、助動詞の第五活用形。接続助詞「ば」を伴って順接仮定の条件を示す。「行けば」「書けば」などの「行け」「書け」の類。文語の已然形が、その機能を変えて、主として仮定表現に用いられるようになったところからついた名称。文語では、この働きは未然形が有する。
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 しゅうしょくご【修飾語】文の成分の一。ある語句の概念内容、または陳述の態度について意味を限定するもの(語・連語または文節についていう)。体言を修飾するものを連体修飾語(形容詞的修飾語)、用言を修飾するものを連用修飾語(副詞的修飾語)という。
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 まつび【末尾】ものの最後。終わり。
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・清音・濁音・半濁音

 せいおん【清音】日本語の音節のうち、撥音と促音を除き、濁音符・半濁音符を付けない仮名で表される音節。五十音図の各音節。
 だくおん【濁音】五十音図のカ・サ・タ・ハ行の仮名に濁音符「゛」を付けて表すガ・ザ・ダ・バの各行の音節。濁音の各頭子音は有声音である。
 はんだくおん【半濁音】五十音図のハ行の仮名に半濁音符「゜」を付けて表す「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」の音節。音声学的には、両唇の無声破裂音pを頭子音にもつ音節。
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 ごじゅうおんず【五十音図】50音を、縦5字ずつ、横に10字ずつ配列した表。縦を行(ぎょう)、横を段(だん)という。子音が同じものを同行に、母音が同じものを同段に配置。現代では、撥音の「ん」を末尾に示したり、濁音・半濁音・拗音の仮名を同様の行・段に配列して添えたりする。
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活用
・五段  ・上一段  ・下一段  ・サ行変格  ・カ行変格

 ごだんかつよう【五段活用】口語動詞の活用形式の一。語形が五十音図のア・イ・ウ・エ・オの五段の音で語形変化するもの(さらに、連用形には音便形を含む)。本来、四段活用と同じであるが、現代仮名遣いでは、その未然形に「う」の付いた、たとえば「書かう」を発音に従って「書こう」と表記するため、この「書こ」も未然形の一つと認めて五段活用とよぶことになった。なお、文語の四段・ラ変・ナ変の各活用、さらに、下一段活用の「蹴る」が口語では五段(四段)活用になる。
 かみいちだんかつよう【上一段活用】語形が、五十音図の「イ」段の音(または、それに「る」「れ」「よ」「ろ」のついた形)だけで語形変化するもの。「エ」段だけで語形変化する下一段活用に対していう。文語、口語ともにあり、例えば、「見る」が「み・み・みる・みる・みれ・みよ(文語)みろ(口語)」と変化する類。文語では、「着る」「似る」「見る」のような語幹と語尾の区別のつかないものと、その複合語(「かえりみる」など)に限定されるが、口語では、これらのほか、文語で上二段活用の「起く」「落つ」なども基本形が「起きる」「落ちる」の形に変化して上一段活用に含まれる。
 しもいちだんかつよう【下一段活用】語形が五十音図の「エ」段の音(または、それに「る」「れ」「よ」「ろ」のついた形)だけで語形変化するもの。「イ」段だけに語形変化する上一段活用に対していう。文語では「蹴(け)る」一語だけで、「け・け・ける・ける・けれ・けよ」と変化する。口語では、文語の下二段活用の動詞がすべて下一段となり、例えば、「越える」は、語尾が「え・え・える・える・えれ・えろ」のように変化する。他に「上げる」「受ける」「捨てる」など。
 さぎょうへんかくかつよう【サ行変格活用】語形が、文語では「せ・し・す・する・すれ・せよ」、口語では「し(せ・さ)・し・する・する・すれ・しろ(せよ)」のように、文語では五十音サ行のシ・ス・セ三段の音で、口語ではサ・シ・ス・セ四段の音で語形変化する類例のない活用。この活用をする動詞は、文語では「す(為)」「おはす」、また、中古の「います」、口語では「する」だけであるが、和語・漢語・外来語や、名詞・副詞など他の品詞の語について、多くの複合動詞がつくられる。「恋す(る)」「啓す」「熱する」「びくびくする」「ドライブする」など。「甘んずる」「応ずる」などザ行に活用するものも含む。サ変。
 かぎょうへんかくかつよう【カ行変格活用】語形が、文語では「こ・き・く・くる・くれ・こ(こよ)」、口語では「こ・き・くる・くる・くれ・こい」のように、五十音図カ行のキ・ク・コ三段の音で語形変化する類例のない活用。文語の「来(く)」、口語の「来る」だけがカ行変格活用に属する。カ変。
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音便
・イ音便 ・ウ音便 ・撥音便 ・促音便

 おんびん【音便】発音上の便宜により、語中・語尾の音が他の音に変化すること。音声上は、音韻の脱落・転化・挿入などによる現象。
 おんびんけい【音便形】音便の結果生じた語形。特に、用言の一活用形が特定の語に続くときに音便の形をとる場合、その語形をもとの活用形に対していう。「咲く」の連用形「咲き」が「て」「た」に続くときにとる「咲い」の類。
 いおんびん【イ音便】語中・語尾のキ・ギ・シ、まれにはリ・テが、イになる現象。「書きて」が「書いて」、「漕(こ)ぎて」が「漕いで」、「渡して」が「渡いて」、「ござります」が「ございます」、「たてまつる」が「たいまつる」になる類。
 うおんびん【ウ音便】広義には、発音の便宜上、語中・語尾の「く」「ぐ」「ひ」「び」「み」などが「う」の音になる現象。「かぐはし」が「かうばし」、「いもひと」が「いもうと」になる類。また狭義には、用言の活用語尾に起こる現象で、動詞では、文語のハ・バ・マ行の四段活用に「て」「たり」「で」などが付属したとき、形容詞および形容詞型活用の助動詞では、文語の場合は用言に連なるとき、口語の場合は「ございます」「存じます」に連なるときに、それぞれの連用形の語尾が「う」となることをいう。「思ひて」が「思うて」、「いみじく」が「いみじう(泣く)」、「行きたく」が「行きとう」、「ありがたく」が「ありがとう(ございます)」の類。
 はつおんびん【撥音便】主に活用語の連用形の語尾の「に」「み」「び」が「て」「た」「たり」などの語に連なるとき、撥音「ん」となること。死にて→死んで。読みた→読んだ。学びたり→学んだり。広義には、名詞の語中に見られる現象についてもいう。「簪(かみさし→かんざし)」「残んの雪(のこりのゆき→のこんのゆき)」の類。
 そくおんびん【促音便】主に活用語の連用形の語尾の「ち」「ひ」「り」が「て」「た」「たり」などの語に連なるとき、促音「っ」となること。「待って(←待ちて)」「歌った(←歌ひた)」「売ったり(←売りたり)」の類。広義には、名詞などの語中にみられる現象についてもいう。「追手(おひて→おって)」「真白(ましろ→まっしろ)」の類。
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・他動詞 ・自動詞

 たどうし【他動詞】動詞を意味の上から分類した一。その動詞の表す動作や作用が直接他に働きかけたり、他をつくり出したりする働きとして成り立つもの。動作・作用が及ぶ対象は、ふつう格助詞「を」で表される。「本を読む」「窓を開ける」の「読む」「開ける」などの類。
 じどうし【自動詞】動作主体の動作・作用が他に及ばないで、それ自身の働きとして述べられる動詞。「を」格の目的語をとることがない。「雨が降る」「花が咲く」の「降る」「咲く」などの類。
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・能動態 ・受動態

 のうどうたい【能動態】文法で、ある動作・作用について述べるとき、その動作・作用の主体を主語に立てた場合に、その述語の動詞がとる形式。能相。
 じゅどうたい【受動態】文法で、他からの動作・作用を受ける対象を主語に立てた場合に、その述語の動詞がとる形式。所相。受身。
 うけみ【受身】 文法で、主語が他からの動作・作用を受ける意を表す言い方。文語では、動詞の未然形に助動詞「る」「らる」(古くは「ゆ」「らゆ」)、口語では助動詞「れる」「られる」を付けて言い表す。受動態。
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 やくもの【約物】印刷で、文字・数字以外の記号・符号活字の総称。句読点・括弧・数学記号など。
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 なかぐろ【中黒】記号活字の「・」。縦書きの小数点、同種のものの並列の区切りなどに用いる。中点(なかてん)。
 かっこ【括弧】特定の文字・語句・文などを囲って他の部分と区別する記号。( )〔 〕「 」[ ]〈 〉など。また、その記号をつけること。
( ) 丸括弧、小括弧、パーレン
{ } 波括弧、中括弧、ブレース
[ ] 角括弧、大括弧、ブラケット
〔 〕 亀甲(きっこう)括弧
【 】 隅(すみ)付き括弧
「 」 鉤(かぎ)括弧、鉤(かぎ)、ひっかけ
『 』 二重鉤括弧、二重鉤、二重ひっかけ
〈 〉 山括弧、山パーレン、ギュメ
《 》 二重山括弧、二重山パーレン、ダブルギュメ
‘ ' クォーテーションマーク
“ ” ダブルクォーテーションマーク
″ ″ ダブルミニュート
 かぎかっこ【鉤括弧】文章表記中などで用いる 「 」『 』の記号。会話や引用、注意語句などを示すのに用いる。----------
文sentence 単語word 主語subject 述語predicate
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名詞
1普通名詞    2固有名詞    3代名詞    4数詞

S Subject  V Verb  O Object N Noun

SOV
私は英語が分かる
私は Subject
英語が Object
分かる Verb

私はご飯を食べる。
ご飯を食べる私。OVS = N
私が食べるご飯。SVO = N

Te-Verbみる 読んでみる try to read

SOVとV ご飯を食べたと思う

SOVということ = N
ご飯を食べるということは健康にいい。

頂く もらう
私は先生に褒めて頂いた
私は先生に本を頂いた
私は先生に休ませて頂いた

書いて下さい please write
書かせて下さい please let me write

聞いて下さい please listen
聞かせて下さい please let me listen (please tell me)

私は貴方に休んで頂きたい I want you to rest
私は貴方に休ませて頂きたい I want you to let me rest

出させて頂く
dasasete itadaku
desasete itadaku

ゴミをdasasete itadaku  Let me take the garbage out
desasete itadaku Let me go out
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くれる くださる
先生が私に本をくれた
先生が私に本を読んでくれた
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Vことが出来る
書くことが出来る
書ける
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Vこと =  N 書くことは面白い
Vの =  N    書くのは面白い

Nについて = O? (about)
事情を説明する
事情について説明する

Nにとって = Adverb
私にとって、ご飯は美味しい。

知る    知って
知っている    知っていて

どいうことが起きる
    何が起きる

生じるのか
生じるか

どのような効果
    どんな効果

森全体を分析するといったイメージ
    失業といった問題
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としたら
とすれば
とすると
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音便

い音便    書いて    く ぐ
促音便    立って    う つ る
撥音便    飛んで    ぬ む ぶ
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kaku    tatsu
kakimasu    tachimasu
ka.ki.ta    ta.chi.ta
ka.i.ta    ta.t.ta
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     negative    past    past negative
だ         だった     
です         でした     
である    ではない    であった    ではなかった
であります    ではありません    でありました    ではありませんでした
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書く        見る
kaku        miru
kakanai        minai
kakareru     mirareru
kakaseru     misaseru
kakasareru     misaserareru
  
kaku        miru
kakanai        minai
kaita        mita
kakanakatta    minakatta
  
kak.i.masu        mi.masu
kak.i.masen        mi.masen
kak.i.mashita        mi.mashita
kak.i.masendeshita    mi.masendeshita

kakaseru     miru
kakasu         misaseru
kakasanai    misasenai
kakasareru    misaserareru

kaku        miru        suru
kakeba        mireba        sureba
kakanakereba    miranakereba    shinakereba
kakaneba    miraneba    seneba

kaku    miru    suru
kakanai    minai    shinai
kakazu    mizu    sezu
kakanu    minu    senu
kakan    min    sen

kakimasen      
kakimasenu      
kakazaru    mizaru    sezaru
kakubekarazu      
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清音    は    か
濁音    ば    が
半濁音    ぱ     
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ついたち【一日】 ふつか【二日】 みっか【三日】 よっか【四日】 いつか【五日】 むいか【六日】 なのか【七日】 ようか【八日】 ここのか【九日】 とおか【十日】 はつか【二十日】
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やつ【八つ】やっつ。
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 せられる(連語)
[一]〔サ変動詞の未然形「せ」に尊敬の助動詞「られる」が付いた形〕⇒られる(助動)
[二]〔助動詞「せる」の未然形「せ」に尊敬の助動詞「られる」が付いた形〕⇒せる(助動)
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 おうむがえし【鸚鵡返し】 他人の言ったとおりに言い返すこと。
 すいこう【推敲】詩文の字句や文章を十分に吟味して練りなおすこと。
 業を煮やす(ごうをにやす):事が思うように運ばず、腹を立てる。
 目(め)から鱗(うろこ)が落ちる:何かがきっかけになって、急に物事の実態などがよく見え、理解出来るようになるたとえ。