Tuesday, January 1, 2013

地理学

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・海底・海面

 かいてい【海底】海の底。
 かいめん【海面】海の表面。
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 たいりく【大陸】 continent. 海面上に現れている広大な陸地。ユーラシア・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・オーストラリア・南極の六大陸がある。
 りくち【陸地】地球の表面で、水におおわれていない部分。地球表面積の30パーセントを占め、その平均高度は840メートル。陸。
 ちけい【地形】地表の高低や起伏の形態。
 ちひょう【地表】地球の表面。土地の表がわ。
 きふく【起伏】高くなったり低くなったりしていること。
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・南北 ・東西

 なんぼく【南北】南と北。また、南と北との間。
 とうざい【東西】東と西。また、その方向。
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・緯度・経度

 いど【緯度】 latitude . 地球上のある地点の南北の位置を表す座標の一。赤道を零度として、それと平行に南北に地球を横に切る線の目盛り。南北おのおの90度まで測り、北へ測るのを北緯、南へ測るのを南緯という。
 けいど【経度】 longitude. 地球上の位置を表す座標の一。ある地点を通る子午線(経線)と本初子午線(英国旧グリニッジ天文台を通る子午線)との間の角度。本初子午線を基準とし、東へ東経180度まで、西へ西経180度まで区分される。

 しごせん【子午線】地球の南極および北極を通る大円。経線。
 ほんしょしごせん【本初子午線】地球上の経度・時刻の基準となる、英国の旧グリニッジ天文台を通る子午線。ここを経度零とする。グリニッジ子午線。

 れいど【零度】度数を計る起点となる点。度数のゼロ。
 ちてん【地点】地上の一定の場所。
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・経線 ・緯線

 けいせん【経線】地球表面に設けた、両極を通って、緯線と直角に交わる仮想の大円。子午線。
 いせん【緯線】地球上における位置を表すために、赤道に平行に引く仮想の線。赤道を緯度零度とし、北は北緯、南は南緯といい、南北おのおの90度まで数える。緯度線。
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・北緯 ・南緯 ・東経 ・西経

 ほくい【北緯】赤道から北の緯度
 なんい【南緯】赤道から南の緯度。
 とうけい【東経】英国のグリニッジ天文台跡を通る本初子午線を零度として、その東方へ180度までの経度。
 せいけい【西経】英国のグリニッジ天文台跡を通る子午線を零度とし、その西方180度までの間の経度。
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回帰線
・北・南

 かいきせん【回帰線】 tropic. 地球上の北緯23度26分と南緯23度26分の緯線。それぞれ北回帰線・南回帰線という。太陽は、夏至のときに北回帰線の真上に、冬至のときに南回帰線の真上にくる。両回帰線の間の地域が熱帯にあたる。
 きたかいきせん【北回帰線】 Tropic of Cancer. 地球上の北緯23度26分の緯線。夏至(げし)の日に太陽がこの線の真上に来る。夏至線。
 みなみかいきせん【南回帰線】 Tropic of Capricorn. 地球上の南緯23度26分の緯線。冬至の日に太陽がこの線の真上に来る。冬至線。
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 せきどう【赤道】 equator. 1 地球の中心を通り、地軸に直角な平面と地表との交線。緯度を測る基準となり、緯度は零度。2 地球の中心を通り、地軸に直角な平面と天球とが交わってつくる線。赤緯の基準となる。天の赤道。
 せきい【赤緯】赤道座標における緯度。赤道から北はプラス、南はマイナスの符号をつけて表す。
 ちじく【地軸】地球の自転軸。南極と北極とを結ぶ軸で、地球の公転軌道面に対して約66.5度の傾きをもつ。
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・公転 ・自転

 こうてん【公転】天体が他の天体の周囲を周期的にまわること。
 じてん【自転】天体が、それ自身の内部にある軸の周りを回転する運動。
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・冬至・夏至

 とうじ【冬至】 winter solstice. 二十四節気の一。12月22日ごろ。太陽の中心が冬至点を通過する。北半球では一年中で昼がいちばん短く、夜がいちばん長くなる日。
 げし【夏至】 summer solstice. 二十四節気の一。6月21日ごろ。太陽の中心が夏至点を通過する時。北半球では昼が最も長く、夜が最も短い日。
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 かいよう【海洋】広くて大きい海。大洋。
 たいよう【大洋】大きい海。広い海。大海。太平洋・大西洋・インド洋を三大洋、北極海・南極海を加えて五大洋という。

 たいへいよう【太平洋】 Pacific Ocean. 三大洋の一。南北アメリカ大陸・アジア・オーストラリア大陸・南極大陸の間にある世界最大の大洋。地球表面の約3分の1を占め、総面積約1億6500万平方キロメートル。平均水深4282メートル。名は、マゼランが1520~1521年に南太平洋を横断したときに平穏な航海だったことに由来。
 たいせいよう【大西洋】 Atlantic Ocean. 三大洋の一。南北アメリカ大陸とヨーロッパ大陸・アフリカ大陸との間にある大洋。総面積約8244万平方キロメートル。平均水深3926メートル。地球表面の約6分の1を占める。
 インドよう【インド洋】三大洋の一。アジア・オーストラリア・アフリカの各大陸に囲まれ、南極海に続く。面積は約7344万3000平方キロメートル、平均の深さは3963メートル。
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 すいしん【水深】水面から水中の目的物までの距離。特に、水面から水底までの深さ。海図では基本水準面から測ったものを示す。
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 わんがん【湾岸】湾の沿岸。
 わん【湾】 a bay; a gulf. 海が陸地に大きく入り込んでいる海面。
 えんがん【沿岸】陸地の、海・川・湖などに沿った部分
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・湖・池・沼

 みずうみ【湖】 lake. 周囲を陸地で囲まれたくぼ地に水をたたえる水域。池や沼よりは大きく、沿岸植物の侵入できない深さのもので、ふつう最深部が5メートル以上をいう。
 いけ【池】 pond . くぼ地に自然に水がたまった所。また、地面を掘って水をためた所。ふつう湖沼より小さいものをいう。
 ぬま【沼】a marsh; a swamp. 湖より浅い水域。ふつう、水深は5メートル以内で、フサモ・クロモなどの水中植物が繁茂する。

 くぼち【凹地/窪地】くぼんでいる土地。周囲よりも低くなっている土地。
 はんも【繁茂】草木が盛んに生い茂ること。
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・外海・内海
・外洋・内洋

 がいかい【外海】周囲を陸地などに囲まれていない海。また、陸地から遠く離れた海。そとうみ。
 ないかい【内海】周りを陸地に囲まれ、狭い海峡で外洋と連絡している海。瀬戸内海など。うちうみ。
 がいよう【外洋】広々とした外海。そとうみ。
 ないよう【内洋】大部分を陸地に囲まれる海。内海。

 かいきょう【海峡】 strait . 陸地に挟まれた狭い幅の水路となって、二つの海域をつなぐ海。水道。瀬戸。
 かいいき【海域】ある限られた範囲の海。
 せと【瀬戸】相対した陸地の間の、特に幅の狭い海峡。潮汐(ちょうせき)の干満により激しい潮流が生じる。
 すいろ【水路】水の流れるみち。
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・海進・海退

 かいしん【海進】海面の上昇、あるいは陸地の沈降によって海が陸に入り込んでくること。
 かいたい【海退】海面の低下、あるいは陸地の隆起によって、海岸線が海側に後退し、陸地が広がること。

 ちんこう【沈降】土地などが、沈み下がること。沈下。
 りゅうき【隆起】陸地が周囲、特に海水面に対して相対的に上昇すること。
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 かこう【河口】河川が海や湖に注ぎ入る所。かわぐち。
 かせん【河川】地表をほぼ一定の流路をもって流れ、湖や海に注ぐ水の流れ。大小のかわ。
 りゅうろ【流路】水などが流れる道すじ。
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 りんかい【臨海】海にのぞんでいること。
 とうたん【東端】東のはし。東のはずれ。
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 さんちょう【山頂】山の頂上。山巓(さんてん)。
 たにあい【谷間】たにま。山と山との間のくぼんだ土地。
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 ケッペン【Wladimir Peter Kppen】[1846~1940]ドイツの気候学者。ロシア生まれ。植物分布と気候との関係を研究し、世界の気候帯区分を提唱した。
 きこうたい【気候帯】地球上の気候分布を、緯度にほぼ平行な帯状の地域に大まかに区分したもの。熱帯・温帯・寒帯などに分ける。

 ねったい【熱帯】 tropical. 赤道を中心として南北両回帰線に挟まれた地帯。気候的には年平均気温がセ氏20度以上、または最寒月の平均気温がセ氏18度以上の地域をいい、回帰線よりやや広い。
 おんたい【温帯】寒帯と熱帯の間の地帯。気候的には、温帯気候の緯度30~50度の地帯をいうが、回帰線(23度27分)と極圏(66度33分)の間とする区分もある。
 かんたい【寒帯】地球の南北の極圏より高緯度の地帯。気候的には寒帯気候の地域をさす。

 あねったい【亜熱帯】 subtropical . 気候帯の一。熱帯に次いで温暖で、緯度でほぼ20~30度の間の地域。ケッペンの気候区分の乾燥帯と温帯の一部にあたる。
 れいたい【冷帯】気候帯の一。温帯と寒帯の中間の地帯。亜寒帯。
 きょっけん【極圏】地球の北緯と南緯それぞれの66度33分の緯線。また、それよりも高緯度の地域。北極圏と南極圏。
 かんそうたい【乾燥帯】乾燥気候の地域。南北の回帰線付近の緯度で、大陸の西側に多い。
 たいじょう【帯状】帯(おび)のように一定の幅があって細長く続く形。おびじょう。
 ちたい【地帯】ある特徴によって周囲と区別される、一定の範囲の土地。
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 がんぺき【岸壁】1 船舶を横づけするために、港や運河の岸に沿い、垂直に築いた擁壁。2 壁のように険しく切り立った岸。
 せんぱく【船舶】人や荷物を載せて水上を走る交通機関。ふね。
 うんが【運河】給排水、灌漑(かんがい)、船舶の航行などのために、陸地を掘り開いてつくった人工の水路。
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・無人島 ・有人島

 むじんとう【無人島】人が住んでいない島。
 ゆうじんとう【有人島】人の住んでいる島。
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・干潮・満潮

 しお【潮】月や太陽の引力によって周期的に起こる海面の昇降。うしお
 ちょうりゅう【潮流】潮の流れ。海水の流れ。特に、潮汐(ちょうせき)によって生じる海水の流れ。
 ちょうせき【潮汐】月と太陽の引力によって、海水面の周期的な昇降が起こる現象。満潮と干潮とがふつう1日2回ずつ起こり、周期は約12.5時間。朝しおと夕しお。うしおの満ち干(ひ)。

 かんちょう【干潮】潮が引いて、海水面が最も低くなる現象。ふつう、1日に2回起こる。低潮。引き潮。
 まんちょう【満潮】潮が満ちて海水面が最も高くなる現象。ふつう1日に2回起こる。高潮(こうちょう)。みちしお。

 ていちょう【低潮】干潮の極限に達した状態。
 こうちょう【高潮】潮が満ちて、海面が最も高くなった状態。満潮。

 しょうこう【昇降/升降】のぼることとおりること。上がることと下がること。
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・引力 ・斥力

 いんりょく【引力】二つの物体が互いに引き合う力。質量をもつすべての物体の間に働く万有引力、電荷どうしの間に働く電気力、分子の間に働く分子間力などがある。
 せきりょく【斥力】二つの物体間で互いにしりぞけ合うように働く力。反発力。
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 うみべ【海辺】海のほとり。海岸。
 かいがん【海岸】陸地が海と接する地帯。海辺。
 ビーチ【beach】海浜。浜辺。なぎさ。
 かいひん【海浜】はまべ。うみべ。
 はまべ【浜辺】浜の水際。また、浜。海辺。
 なぎさ【渚, 汀】海・湖などの、波打ち際。みぎわ。
 はま【浜】海や湖の水際に沿う平地。浜辺。
 なみうちぎわ【波打ち際】そこまで波が打ち寄せる所。なみぎわ。なぎさ。
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 こうわん【港湾】自然の地形または人工構造物により、外海と隔てられた水域。船舶の発着や停泊、貨客の積み降ろしなどの設備がある。みなと。
 みなと【港】海が陸地に入り込んだ地形を利用したり、防波堤を築いたりして、船舶が安全に停泊できるようにした所。港湾。
 こうない【港内】港の中。港の内部。
 こうがい【港外】港の外。

 すいいき【水域】水面上の一定の区域。
 ていはく【停泊/碇泊】船が碇(いかり)を下ろしてとまること。
 かきゃく【貨客】貨物と旅客。かかく。
 ぼうはてい【防波堤】外海からの波浪を防ぎ、港内を静穏に保つために築く突堤。
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 がんせき【岩石】地殻やマントル上部を構成する固体物質。一種または数種の鉱物の集合体からなり、成因により火成岩・堆積岩(たいせきがん)・変成岩に分類される。
 ちかく【地殻】地球の表層部。モホロビチッチ不連続面までの部分。大陸地域では厚さが平均35キロあり、上部は花崗岩(かこうがん)質岩石、下部は玄武岩質岩石からなる。海洋地域では厚さ5~10キロで、玄武岩質岩石からなる。
 こうぶつ【鉱物】地殻中に存在する無生物で、均質な固体物質。一定の物理的・化学的性質をもち、大部分は結晶質の無機物。
 マントル【mantle】地球内部の、地殻と核との間の層。地殻のすぐ下にあるモホロビチッチ不連続面から深さ2900キロまでの部分。体積は地球の約82パーセントを占め、橄欖岩(かんらんがん)質の固体と推定される。
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 しま【島】周囲が水で囲まれている陸地。
 はんとう【半島】 peninsula. 海に向かって長く突き出している陸地。小さいものは岬・崎・鼻などという。
 おじま【小島】小さな島。おしま。こじま。
 れっとう【列島】細長く列をなすようにつらなっている島々。
 しまじま【島島】たくさんの島。多くの島。
 とうみん【島民】島の住民。
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 いわ【岩】地殻を形づくっている堅い物質。
 いわば【岩場】山などの、岩の多い場所。また、登山で、岩登りの対象となるような岩がむき出しになっている所。
 いわやま【岩山】岩の多い山。岩ばかりの山。
 タイドプール【tide pool】干潮時に海辺の岩場にできる潮だまり。

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