Monday, April 21, 2014

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自衛隊
・陸上・海上・航空

 ぼうえいしょう【防衛省】国の行政機関の一。自衛隊の管理・運営を任務とし、統合幕僚監部のほか陸上・海上・航空の各幕僚監部などを置き、付属機関に防衛研究所・防衛大学校などを設ける。
 じえいたい【自衛隊】防衛省に属し、日本の平和と独立を守り、国の安全を保つことを主な任務とする防衛組織。陸上・海上・航空の三自衛隊からなり、内閣総理大臣の統率のもとに防衛大臣が隊務を統括する。
 りくじょうじえいたい【陸上自衛隊】自衛隊の一。陸上幕僚監部・方面隊・ヘリコプター団・通信団などの部隊や各種学校などからなり、統合幕僚長の補佐を受けた防衛大臣の統括の下に、陸上における防衛を主な任務とする。陸自。
 かいじょうじえいたい【海上自衛隊】自衛隊の一。海上幕僚監部、自衛艦隊・地方隊・教育航空集団などの部隊、各種学校などからなり、海上幕僚長の補佐を受けた防衛大臣の統括の下に、海上における防衛を主な任務とする。海自。
 こうくうじえいたい【航空自衛隊】自衛隊の一。航空幕僚監部、航空総隊・飛行教育集団・航空救難隊などの部隊、各種学校などからなり、航空幕僚長の補佐を受けた防衛大臣の統括の下に防空を主な任務とする。空自。

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 だんたい【弾帯】1 機関銃の銃弾を連結した帯。2 銃弾を収納して身に着ける帯。3 銃弾や砲弾に自旋運動を行わせるために、弾丸に装着した帯。

 ほへい【歩兵】1 徒歩で戦う兵。雑兵(ぞうひょう)。2 陸軍で、小銃・機関銃・擲弾筒(てきだんとう)などの小火器を装備し、徒歩で戦闘を行う兵。また、その兵科。
 きじゅう【騎銃】騎兵が用いる小銃。歩兵銃より銃身が短く軽い。
 だんどう【弾道】発射された弾丸が目標に達するまでに描く軌跡。
 そうてん【装填】中に詰め込むこと。特に、銃砲に弾丸を込めること。
 やくしつ【薬室】1 薬を調合する部屋。2 銃砲の爆薬を装填(そうてん)する部分。
 こうせん【腔綫】発射弾に回転運動を与えるために、銃身・砲身の内面にらせん状につけた溝。ライフル。
 ほうしん【砲身】大砲の弾丸を込める薬室と砲弾の通る腔綫(こうせん)のある円筒の部分。
 カノンほう【カノン砲】口径に比べて砲身が長く、長 距離 射撃や堅固な建造物などの破壊に適した大砲の総称。キャノン砲。
 かやく【火薬】熱や衝撃によって爆発する物質で、そのエネルギーを有効に利用できるもの。火薬類取締法では、弾丸などの発射薬とロケット推進薬をいい、広くは爆薬・火工品を含めていう。ニトロセルロース・黒色火薬など。
 きょくしゃほう【曲射砲】曲射に用いる大砲。臼砲(きゅうほう)・迫撃砲・榴弾砲(りゅうだんほう)などの総称。
 しょそく【初速】物体が動きはじめたときの最初の速さ。
 りゅうだん【榴弾】比較的薄肉の外殻の中に大量の炸薬(さくやく)を充填(じゅうてん)した破壊力の強い砲弾。
 わんきょく【湾曲】弓なりに曲がること。
 りゅうだんほう【榴弾砲】曲射砲の一。カノン砲に比べて初速が遅く、榴弾を湾曲した弾道で発射して遮蔽(しゃへい)物を越えた目標を砲撃できる。
 はくげきほう【迫撃砲】曲射砲の一。砲口装填(そうてん)式で、構造も簡単かつ軽量な火砲。比較的近距離の敵に対して用いる。

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 さしわたし【差渡し】1 一方から他方へかけ渡すこと。また、その長さ。2 直径。
 こうけい【口径】円筒形の物体の口の差し渡し。銃砲の筒やレンズなどの内径。
 ないけい【内径】円筒形や球形の物体の内側の直径。
 しゅほう【主砲】軍艦に装備した砲の中で、最も口径の大きい砲。
 ふくほう【副砲】軍艦の備える大砲の一。主砲の補助として使用する中・小口径のもの。
 こうかくほう【高角砲】対空射撃用火砲の、旧日本海軍での呼称。
 かんさい【艦載】軍艦にのせること。
 かんぽう【艦砲】軍艦に備えつけてある大砲。主砲・副砲・高角砲など。艦載砲。
 こうろ【航路】船舶や航空機が通行する一定の経路。また、それらが進む方向。進路。
 こうこう【航行】船舶や航空機が航路を行くこと。
 どうせい【動静】1 物事の動き。ありさま。ようす。2 行動したり、行動せずにじっとしていたりすること。
 ていさつ【偵察】ひそかに敵の動静などを探ること。
 へんせい【編制】個々別々のものを集めて団体を組織すること。特に、軍隊を組織すること。


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 ばくりょう【幕僚】軍隊で、指揮官に直属して参謀事務に従事する者。
 しれいかん【司令官】軍隊や自衛隊などで、大規模な部隊や艦隊を指揮・統率する職。また、その職にある者。
 ぶたい【部隊】 軍隊の編制上の組織。
 かんたい【艦隊】軍艦2隻以上で編成された海軍の部隊。
 とうそつ【統率】多くの人々をまとめてひきいること。
 たいむ【隊務】軍隊においてなすべき務め。軍隊の事務。
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将官
・大将・中将・少将

 しょうかん【将官】軍人の階級で、大将・中将・少将の総称。
 たいしょう【大将】軍人の階級の一。将官の最上位で、中将の上。
 ちゅうじょう【中将】軍人の階級の一。将官の第二位で、大将の下、少将の上。
 しょうしょう【少将】 軍人の階級の一。将官の最下位。中将の下、大佐の上。

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佐官
・大佐・中佐・少佐

 さかん【佐官】 軍人の階級で、大佐・中佐・少佐の総称。将官の下、尉官の上。
 たいさ【大佐】軍人の階級の一。佐官の最上位で、少将の下、中佐の上
 ちゅうさ【中佐】軍人の階級の一。佐官の第二位で、大佐の下、少佐の上。
 しょうさ【少佐】軍人の階級の一。佐官の最下位で、中佐の下、大尉の上。

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尉官
・大尉・中尉・少尉

 いかん【尉官】軍人の階級で、大尉・中尉・少尉の総称。佐官の下、下士官の上。また、自衛隊の一尉・二尉・三尉の総称。
 たいい【大尉】軍人の階級の一。尉官の最上位で、少佐の下、中尉の上の位。
 ちゅうい【中尉】軍人の階級の一。尉官の第二位で、大尉の下、少尉の上。
 しょうい【少尉】軍隊の階級で、尉官の最下位。

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 しかん【士官】下士官・兵に対して、将官・佐官・尉官をいう。将校。
 かしかん【下士官】軍人の階級の一。士官と兵との間に位置する下級幹部。
 しょうこう【将校】1 士卒を指揮・統率する武官。2 軍隊で、少尉以上の武官。

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 へいいん【兵員】兵士の数。また、兵士。
 きざい【器材】器具と材料。また、器具・器械を作る材料。

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 かいよう【海洋】1 広くて大きい海。大洋。2 大洋と、その付属海。
 ぼうぎょ【防御】敵の攻撃などを防ぎ守ること。
 せんすいかん【潜水艦】魚雷・ミサイル・艦砲などを装備し、水中または水面上を航行して攻撃・偵察などをする艦艇。
 じそう【自走】他の動力によらず、自身の動力で走ること。
 がいてき【外敵】外部から攻撃してくる敵。また、外国から攻めてくる敵。
 ぼうえい【防衛】他からの攻撃に対して、防ぎ守ること。
 しんりゃく【侵略】他国に攻め入って土地や財物を奪い取ること。武力によって、他国の主権を侵害すること。
 こくぼう【国防】外敵の侵略に対する、国家の軍事力による防衛。
 げきちん【撃沈】艦船を攻撃して沈めること。
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 へいき【兵器】戦闘に用いる器材の総称。武器。
 ぶき【武器】 戦いに用いる種々の道具や器具。刀や銃などの、敵を攻撃したり自分を守ったりするための兵器や武具。
 ぶぐ【武具】戦いに用いる道具。武器。鎧(よろい)・兜(かぶと)・槍・刀など。

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 ほう【砲】 gun, cannon. 大砲。大筒(おおづつ)。火砲。
 かほう【火砲】大砲など、比較的口径の大きい火器。
 たいほう【大砲】火薬の爆発力を利用して大きな弾丸を発射する兵器。弾道の形状によるカノン砲・榴弾(りゅうだん)砲・迫撃砲、攻撃する目標による高射砲・対戦車砲などの区分があり、特殊な大砲としては列車砲・無反動砲・ロケット砲・原子砲などがある。

 じゅうき【銃器】小銃・機関銃・拳銃などの総称。
 かき【火器】大砲・銃など、火薬を使って弾丸を発射する兵器の総称。銃砲。
 じゅうほう【銃砲】小銃と大砲。また、銃器。
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 だん【弾】たま。弾丸。また、それを数える語。
 だんがん【弾丸】 bullet. 銃弾や砲弾の総称。
 じゅうだん【銃弾】銃の弾丸。鉄砲のたま。

 はっしゃ【発射】弾丸やロケットなどを打ち出すこと。
 てっぽう【鉄砲】 gun, rifle. 火薬の爆発に伴うガス圧によって弾丸を発射する金属製の火器。ふつう小銃をいう。
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・拳銃・小銃・機関銃

 じゅう【銃】 gun. 弾丸を発射する装置をもつ小型の武器。砲に対して、口径の小さい拳銃・小銃・機関銃などの総称。また、それに似た形・用途のもの。
 けんじゅう【拳銃】 pistol, hand gun, revolver. 片手で操作できる小型の銃。ピストル。短銃(たんじゅう)。
 しょうじゅう【小銃】個人携帯用の小火器。歩兵銃・騎銃・自動小銃などの総称。
 きかんじゅう【機関銃】 Machine gun. Metralhadora. 引き金を引き続けている間、弾丸を連続発射する銃。機銃。マシンガン。

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 へいせき【兵籍】軍人としての身分。軍籍。
 ぐんせき【軍籍】軍人である資格・身分。兵籍。

 ぐんたい【軍隊】一定の秩序をもって編制された軍人の集団。
 へいたい【兵隊】1 兵士を隊に組織・編制したもの。軍隊。2 下級の軍人。兵。

 ぐんじん【軍人】1 軍籍にある人の総称。2 軍士。兵士。いくさびと。
 へいし【兵士】軍隊で、士官の指揮を受ける者。兵隊。兵卒。

 へいそつ【兵卒】1 最下級の軍人。2 軍人。つわもの。軍兵。兵。

 ぐんび【軍備】国を守るため、または戦争をするために必要な兵員・兵器・軍事施設などを そろえる こと。また、その装備。
 ぐんじ【軍事】軍隊・軍備・戦争などに関する事柄。

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 せんぱく【船舶】人や荷物を載せて水上を走る交通機関。ふね。

 かいぐん【海軍】海上の国防を主な任務とする軍備・軍隊。日本では江戸末期に成立。
 かんてい【艦艇】軍事目的をもった大小各種の船舶の総称。
 かんせん【艦船】軍艦と船舶。また海軍で、艦艇の総称。
 ぐんかん【軍艦】1 海軍の艦艇で、戦闘力をもつものの総称。2 艦艇の種類の一。
 かいせん【海戦】海洋における戦闘。
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 へいりょく【兵力】兵員数・兵器数などの総合力。戦闘力。
 せんとう【戦闘】たたかうこと。特に、兵力を用いて敵に対し、攻撃・防御などの行動をとること。
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 だんとう【弾頭】 warhead. ミサイルや魚雷などで、爆薬を詰めた先端部分。
 ミサイル【missile】通常、軍事目的のため、爆発物を遠距離に放擲(ほうてき)するための飛翔(ひしょう)体。種々の誘導方式があり、使途により地対空・地対地・空対空など、到達距離により大陸間弾道ミサイル・中距離弾道ミサイル・短距離ミサイルなどに区分される。誘導弾。
 ぎょらい【魚雷】 torpedo. 海戦兵器の一。艦艇や航空機から発射し、水中を自走して敵艦船を撃沈させるもの。
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 ばくだん【爆弾】 bomb, bombshell. 爆薬を充填(じゅうてん)し、投下または投擲(とうてき)して爆発させ、人や施設を殺傷・破壊するための兵器。
 ばくはつ【爆発】 explosion. 物質が急激な化学変化または物理変化を起こし、体積が一瞬に著しく増大して、音や破壊作用を伴う現象。ガス・粉塵・火薬などの化学的爆発は発熱反応が激しく行われたことにより、ボイラー・火山などの物理的爆発は圧力の激しい発生・解放により起こる。また核分裂による核爆発がある。
 じゅうてん【充填】欠けている ところ や空いている ところ に、ものを詰めて ふさぐ こと。
 ばくやく【爆薬】 explosive. 火薬類のうち、物を破壊するための爆破薬、および爆弾・砲弾を炸裂(さくれつ)させるための炸薬のこと。ダイナマイト・トリニトロトルエンなど。
 さくやく【炸薬】 bursting charge. 砲弾・爆弾・魚雷などに充填(じゅうてん)し、信管の作動で爆発させる火薬。
 ほうだん【砲弾】 a cannonball, shell. 火砲用の弾丸。基本的に弾体・炸薬・信管・弾帯からなり、目的により榴弾・徹甲弾・照明弾・焼夷弾・ガス弾などがある。

 てんか【点火】 ignition. 1 火をつけること。2 内燃機関を始動したり、爆薬を爆発させたりする操作。
 しんかん【信管】 fuse. 砲弾や爆弾などの弾頭または弾底に取り付け、炸薬(さくやく)を点火・爆発させる装置。

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